スマホとそれに付随したアプリケーションの発展により、男女の出会いの形は近年で大きく形を変えてきました。
婚活に関しても以前であればお見合いが主流だったものが、マッチングアプリを使った出会いが中心になりつつあります。
当サイトではこれら新しい出会いの形を解説しています。
インターネットを活用した出会いは、ガラケーが普及した2000年頃から普及しています。
当時は出会い系サイトが定番の出会い方でしたが、悪質サイトの比率が高くて世間全体でネットを通じた出会いはネガティブな印象を持たれていました。
ネットを活用する端末の主流がスマホに変化してからは、「マッチングアプリ」が登場し、出会いの形が多様化されるようになりました。
単純にアプリを使った操作性の変化だけではなく、セキュリティ面やユーザーの質に大きな変化が現れています。
従来はネットを活用した出会い探しは、周囲に隠れてコソコソ行うものでしたが、昨今は同性の友人・知人とネットによる出会いの情報共有をしたり、出会いのキッカケがマッチングアプリだったことをオープンにする人が増えました。
これからの時代はマッチングアプリを使った出会いが定番の婚活方法として、さらに普及と発展を遂げていくでしょう。
出会い系のマッチングサービスはスマホアプリに変わったことで、従来の出会い系サイトから以下の変化があります。
マッチングアプリブームの火付け役になったのは、ペアーズ・OmiaiなどFacebook連携機能を持ったアプリです。
Facebookと連携することで、マッチングアプリで仲良くなったらFacebookで繋がって相手のことをさらに知り、そこからデートなどに発展することでネットの出会いでも信頼できる相手を見極めやすくなりました。
Facebook上の友達には内緒でマッチングアプリを利用できるセキュリティ面が充実していることもあって、出会い系サイト全盛期時代を超える盛り上がりを見せています。
参考記事:出会い系アプリとは?
スマホが普及する前までは、連絡を取る手段が携帯電話のキャリアメールと電話番号を活用した通話が一般的でした。
スマホが普及してからは、メッセージのやり取りをLINEで行えるようになり、パケット通信できる余力さえあれば無料で通話やビデオ通話を楽しめます。
出会い系サイト時代では、サイトに登録した時点で迷惑メールが大量に届くトラブルや、ユーザー同士で電話の鬼コールをするなどの嫌がらせが多く見られ、連絡先交換するハードルが高かったです。
LINEが普及してからは、ブロック機能などセキュリティや友達追加したアカウント以外からの連絡を制限する機能によって、直接連絡先交換するハードルが下がっています。
アプリでマッチングした後は、LINEを通じてやり取りを行えるようになったため、従来のキャリアメール&電話番号交換よりも安全かつ手軽に直接的なやり取りをできるようになりました。
出会う前にLINEのビデオ通話で交流する方も多く、LINEの普及がマッチングアプリを使った出会いに大きな影響を与えていることは確かです。
従来の出会い系サイトは、参加者によって真剣な恋人探しや婚活、遊び、暇つぶしなど活動する目的が様々でした。
こうした特性から、真剣に恋人を探しているのに一晩遊んでから連絡が途絶えるなどのトラブルが増えて、女性ユーザーがネット婚活離れをする事態になり、出会い系サイトは衰退した歴史を持ちます。
昨今は、若者向けの恋人探しや30代向けの真剣な婚活アプリをはじめ、金品のやり取りで男女が交際するパパ活での出会いや、実際には出会わずにネット上のみで交流するライブチャットを通じた出会いなど、出会いの形が細分化されました。
それぞれの目的や思惑に応じたサービスを利用できるようになったため、コンテンツ選びさえ失敗しなければマッチングしてから話がまとまらないリスクが軽減されています。
アプリを使った出会いは、ユーザー同士の目的や価値観の合う人同士のマッチングを可能にしたことで、効率と出会いの質が向上しました。
参考記事:婚活アプリについて
恋愛や婚活などを目的にした男女の出会いは、容姿・性格・フィーリング・趣味・価値観など相手に求める条件が多数あり、相性の良し悪しが顕著に表れます。
より良いパートナーを見つけるには、たくさんの出会いや選択肢から自分に合った出会いを手に入れる重要性が高く、リアルの世界で知り合える限られた異性よりもネットを通じて多くの異性の中から自分に合ったパートナーを探した方が効率的です。
ネットと出会いは非常に相性が良かったのですが、マーケットが大きすぎる特性からガラケー時代に出会い系サイトが普及した当初は、悪質なサイトが乱立してしまいました。
それでもネットと出会いの相性が良いのは明確で、スマホの普及でマッチングアプリを活用した出会いが普及したのは必然的だと言えます。
今後もますますネットを活用した出会いの市場規模は成長していく見込みで、「ネットの出会いなんてありえない」といった考え方が古いものに変わっていくかもしれません。