昔はどのような形で男女が出会っていたのか、年代別に解説しています。

かつての出会いの形

近年、スマートフォンの普及にともない、婚活の形はマッチングアプリが主流になりつつあります。
それでは、スマホが普及する以前はどのような形で男女が出会い、結婚に至っていたのでしょうか。
今回は、かつての出会いの形を年代別に紹介します。

 

時代の変化とともに変わっていく、パートナーの探し方を見ていきましょう。

 

1980年代以前

 

1980年代以前は、お見合いや結婚相談所、また友人や家族の紹介を通じてパートナーを見つけることが一般的でした。

 

お見合いは、両家の親や仲人を介して行われる結婚を前提とした出会い方です。
相手の家族背景や経済状況、教育のレベルなどが重要な要素とされ、相性を確認するための会食や面会が行われました。

 

また、1980年代半ばにかけて結婚相談所が次々に開設され、徐々に市場を拡大していきました。

 

さらに、この頃の出会いの場としては、学校や職場も挙げられます。

 

1990年代

1990年代に入ると、お見合いや結婚相談所といった結婚相手を探す場が、一部で減少し始めました。
インターネットの普及により、オンラインの掲示板やチャットルームなどを通じて出会いを求める人が増えてきたためです。

 

また、ナイトクラブやダンスイベント、婚活パーティー、自己啓発セミナーやグループ活動がさかんに行われ、徐々に出会いの機会が増えていきました。

 

 

2000年代

2000年代頃からインターネットとモバイル技術の発展が進み、SNSや出会い系サイトなどのオンライン出会いが広まりました。
インターネットの普及と発展にともない、共通の趣味や関心事を持つ人同士のオンラインでの出会いがより増加したのです。

 

2000年代前半は、まだ多くの人がインターネットでの出会いに対して悪いイメージを持っていました。
しかし、2000年代後半からマッチングアプリが登場し、若者の間で人気を集めたことで、徐々にインターネット上での出会いに対する考え方が変わることになります。

 

2010年代

スマートフォンの普及により、マッチングアプリがよりいっそう人気を集めました。
出会いの場に直接出向くことなく、スマホ片手に異性と出会えるマッチングアプリは、忙しい社会人にとって非常に効率的なツールだったのです。

 

 

また、イベントや街コンなどといった出会いの機会もさらに増え、インターネットを介した出会いが一般的になりつつも、従来のような直接的なコミュニケーションも重視されていました。

 

2020年代

 

新型コロナウイルスの影響により、出会い方にも大きな変化が訪れます。
マッチングアプリを活用したオンラインでの出会いが爆発的に増加したのです。

 

ビデオチャットを使ったオンラインデートという新しい形が生まれ、メッセージやビデオ通話でのやり取り後は、マスクを着用しながら実際に会うというパターンが一般的でした。

 

また、パンデミックは人々の結婚に対する価値観にも影響を及ぼしました。
人と人の関わりが希薄になってしまった反動から、安心感を求める人々が増え、それまで恋愛に興味のなかった人たちもパートナーを探すようになったのです。

 

 

今後の出会いの形

時代とともに、出会いの形や結婚に対する考え方は大きく変わりました。
近年はエンターテイメントの種類も増え、1人でも十分人生を楽しめる世の中になりました。
しかし、同時に晩婚化や少子化も大きな問題となっています。
今後、さらなる革新的な出会いの形が生まれることにより、これらの問題が解決へ向かうことを期待したいところです。

 

また、1980年代以前からあるパートナー探しの形、お見合いは形を変えて現代も存在しています。
現代のお見合いのスタイルについては、下記記事で解説していますので参考にしてください。

 

参考記事：現在のお見合いスタイル