インターネットやスマートフォンの普及にともない、男女の出会いの形は大きく変わりました。
同時に、若者の恋愛観についても変化が見られます。
今回は、スマホ世代の恋愛観を、昔と比較しながら見ていきましょう。
昔に比べて、現代の恋愛では相手選択の自由度が高まり、出会いの場がより多様化しました。
昔の恋愛は、家族や社会の期待に従わなければならなかったため、相手の選択に制約がありました。
現代の恋愛観では、家族や社会の意見に従う必要性が低下し、自分自身で自由に恋愛する相手を選べるようになったのです。
また、インターネットが普及した背景もあり、マッチングアプリやライブイベントなど、男女の出会いの場が多様化しました。
このことから、自由な場所で自由にパートナーを探せるようになったということが大きな変化として挙げられます。
現代の恋愛では、男女の平等性が重要視されています。
昔の恋愛観では、男性が積極的なアプローチをし、女性が受け身の立場であることが一般的でした。
現代では、女性の社会進出や女性の自立意識の高まりにより、恋愛におけるパートナーシップの平等性が求められるようになりました。
昔の恋愛観では、結婚を目指すことが一般的であり、恋愛は結婚の前提として位置づけられていました。
一方で、現代の恋愛観では、結婚に至らなくてもパートナーシップを築くことや個別の幸福を追求することが重視される傾向があります。
結婚に対する考え方が多様化し、入籍という形をとらないまま一緒にいるカップルも多くいるのが現代の恋愛の特徴です。
こういったネガティブな考えが浸透し、恋愛の優先順位が下がりました。
同時に、恋愛や結婚をしなくても幸せになれる、恋愛をして結婚をすることが必ずしも幸せの形ではないという考えが広がりました。
恋愛や結婚に対する考えが柔軟になりつつも、一部ではまだ「女は結婚するのが幸せ」「恋愛して結婚するのは当然の義務」など、固定観念にとらわれた考えが残っています。
今後は恋愛に対する考え方がより自由になり、恋愛や結婚が絶対ではなく、人の数だけ幸せがあるという考えが浸透していくのではないかと考えられます。
その上で、晩婚化や少子化などの深刻な問題にも適切に対策していく必要があります。
恋愛や結婚をサポートする体制が国を上げて整えられることで、結果的に恋愛を自由に楽しむ人や結婚する人も増えるのではないでしょうか。